頭につむじ何個ある?つむじが二つある人はハゲやすいって知ってた?

頭に存在する”つむじ”、主に頭頂部にみられるのですが、地肌が見えやすいこともあり、ハゲに見られがちな場所でもあります。

つむじが二つあったり左巻きであったりと、数やカタチが異なることもあるつむじですが、つむじの存在意義やハゲやすさなど発毛や育毛に関係してくるものか調べてみました。

つむじの存在意義とは

”つむじ”は漢字で書くと『旋毛』と書きます。読み方はつむじ以外にも”せんもう”とも読みます。髪の毛は皮膚と同じような構造となっており、母親のお腹の中で成長していく原点となります。体の各部位ごとに同一方向に傾斜していることもあり、毛は斜めに生えてきます。この斜めに生えた毛が一定の流れをつくることで毛の流れ(毛流)が作られ、成長する原点とぶつかることでつむじができることになります。

ん~自分で書いていてもよく理解できませんが、体や頭の保護を行う毛がまとまりやすく生えやすいように螺旋状に描いているようです。また、この毛の流れは生まれつきのもので一生変わらないそうですので、つむじの数なども成長しても生まれた時と同じ数のようです。

つむじは人間だけでなく動物にも存在しており、前身が毛に覆われている動物の場合、存在意義としてまとまりやすさだけでなく、水滴が下に落ちやすくなるような工夫もされているとのことです。運動時の空気抵抗なども考えられているとのことです。

前身が毛に覆われている動物たちは体のあちこちにつむじがあり、馬の場合、19の場所によって呼び名の違うつむじが体一面にあり、そのつむじの特徴を見て個体識別などを行ったりもするようです。もし、犬や猫を飼っている場合、どこにつむじがあるか探してみてください。きっとあちこちに見つかるはずですよ。

人も毛深い人などは体にもつむじがあることがあります。背中の毛やワキ毛などはその中でもつむじがあった場合わかりやすい部位となることでしょう。

つむじは最高何個できる?

体にも存在するつむじですが、頭にある場合、最高何個ほどつむじができるのでしょうか?

霊長類の場合、つむじに数は2個がほとんどとのことですが、人の場合はほとんどが1つとなります。次いで2つとなりますが、割合は7%ほどと少ないものとなり、3個、4個とできる方もいるそうです。調べた中では最高4つとなっており、確認できた画像では3つでした。

つむじの場所は主に頭頂部となりますが、中心にある方は約20%ほどとなり右側よりが最も多く約50%、次いで左側となります。また、頭頂部以外にもうなじ近くや耳の後ろ、額の生え際あたりにある方も多いので実は頭頂部以外にも存在しており、5個6個などの強者もいるかもしれませんね。

つむじの旋回方向は右回り左回りとがあり、どちらもほとんど同じくらいだそうです。若干右旋回が多いとのことですが日本人は左旋回のほうが多いとのことで人種によって差があるようです。北半球の台風が左旋回するように、北半球にいる日本人は左旋回が多いのかもとか考えましたが、右旋回の方も大多数おらえますので、関係はなさそうですね。。。

つむじに関することわざや言い伝え

ことわざや言い伝えなどがあるということは、人がその箇所に思い入れなどがあるということにもなります。つむじもまたそのひとつですので、昔から気になる思い入れがある場所となりますね。

つむじを曲げる

気分を害しいうことを聞かない様。

つむじ周辺の寝癖がなかなか直らなかったり、スタイリングが決まらなかったりすることがそういった気分と同じ様をあらわす慣用句になったようですね。また、ひねくれた性格のことを”つむじ曲がり”とも言います。

鳥居つむじ

つむじが頭頂部に並んでいることを鳥居つむじと呼びます。鳥居つむじの方は大物になったり縁起がよかったりするそうです。つむじが2つある方は10%以下となり、めずらしいことからで、並んだカタチも鳥居のような感じなのも合わせて縁起物となったようですね。また、つむじが2つある方は天才肌の方とも言われます。

つむじハゲ

これは言い伝えや慣用句でもなく、つむじ付近がハゲている方のことを言います。つむじは渦を巻いて生えている髪の毛の中心の位置にあたるので放射線状に髪が伸びていき、髪の毛同士で地肌を隠すことができないため地肌が見えやすい場所にもなります。特にハゲていなくても地肌が見えるので「俺ハゲているかも・・・」と心配になりやすいことにもあります。つむじとハゲの関係はこのあとにご紹介したいと思います。

つむじとハゲの関係

つむじは髪の毛同士でかさなり合わない場所になるので地肌がとても見えやすい場所になります。そのため、ハゲていると気にしやすい場所ですが、実際にハゲやすい場所でもあります。

頭頂部にあるつむじ

つむじは頭頂部付近に存在することが多いです。頭頂部という場所柄、直射日光が当たりやすい場所ともいえます。また、もともと髪の毛は地肌を保護する役割となり、直射日光などを地肌にあたらないように保護しますが、地肌が見えやすいつむじはその直射日光を他の頭皮よりも受けやすいと言えます。そのため、直射日光を受けた地肌は日焼けし、炎症を起こすことで頭皮環境を悪化させてハゲの要因となります。

髪の毛が引っ張られてしまう

寝癖がつきやすく、自分の思うスタイリングもなかなか決まりにくい場所であるつむじは、セットの際に余計なブラッシングをしやすい場所ともいえます。無理なブラッシングは髪の毛を引っ張り負担をかけやすく健康な髪の毛までも抜けてしまいやすいです。

男性型脱毛症

男性の薄毛の原因で一番なものが男性型脱毛症(AGA)です。男性ホルモンであるDHTが頭皮にある男性ホルモンレセプターと結合すると髪の成長を抑制させ薄毛の原因となります。このDHTは男性ホルモンの90%以上を占めるテストステロンが5αリダクターゼと結びついて産生されます。そのため5αリダクターゼを阻害するのがAGA治療薬の働きであったりもします。生え際や頭頂部はこの5αリダクターゼに多く存在しているため、つむじ周辺にも存在することとなります。男性型脱毛所により薄毛の影響を受けたつむじは、より全体的に頭皮が目立つつむじとなり、おおきなつむじになっていきます

このようにつむじはハゲと関連性が高い箇所となります。もちろんつむじが2つ3つ並んでいる場合、より影響を受けやすいつむじとなってしまうため、ハゲやすい要因となってしまうことになります。直射日光を帽子などで避けたり、セットをする前に目の粗いクシを使うなど少し気を使うほうが良いかもしれませんね。

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