シリコンってよく聞きますよね。
シリコンゴムやシリコン樹脂、シリコンパッド、シリコンシャンプーなどいろいろな製品に使われておりますよね。
私の中のシリコンは、電子レンジで簡単料理が作れる食器類や調理器具というイメージが強いです。
例えば、こんなのです。
あとは、こんなのとか
そうそう、こんなのもありますね。
豊胸手術に入れるシリコンパッドとかイメージできますね。こういった画像は大好きです。
まぁこんな感じにさまざまな製品に加工されているシリコンですが、シャンプーにも普通に使われております。しかし、最近の流行としてノンシリコンというシリコンが入っていないシャンプーが流行っておりますが、効果のほうはどうなんでしょうか・・・?
今回はノンシリコンシャンプーについてハゲる?ハゲない?を調べてみました。
そもそもシリコンって何?
シリコンとはケイ素のことで、原子番号14の元素です。主に地殻を形成する物質である二酸化ケイ素に含まれており、還元することで金属ケイ素(シリコン)として使用されます。金属の一種であり、半導体分野として太陽電池などに多く使用される物質となります。
「ふぁっ!?」
シリコンって金属なの?ということは頭に金属を振りかけているってこと!?って思ったらシャンプーなどに使用されているものは別のものみたいです。
シャンプーや上記画像などで想像するものは「シリコーン」と呼ばれる合成の高分子化合物で、金属ケイ素をさらに有機化合物などと合成させた特殊化合物です。
つまり、名前は似ているが異なる物質であり、シャンプーなどに使用されているのは、本当はシリコンではなく「シリコーン」とのことです。
違いとしては、
と
くらいのマギー違いか、、、
と
くらいの武藤敬司違いくらい違うみたいです。
ちょっと話題がそれましたが、シリコーンには耐熱性があり、紫外線や放射線に強く、絶縁性も高い特徴があります。また、親水性や疎水性など化合する構造を変化することで応用力の高い化合物として使用することが可能となっております。
シリコンシャンプーの特徴とは
シャンプーなどに使用されているシリコーンですが、その特徴を活かすことで1980年代後半から使用されるようになりました。紫外線に強く、水に溶けにくく伸びがよくべたつきにくいため、シャンプーに配合し使用することで髪の毛の手触りがサラサラになりまとまりやすい髪になります。ドライヤーの熱から髪の毛を守ることにも優れております。
ブラッシングなどもしやすくもなりますので、切れ毛や枝毛が目立つ方には良い作用となります。保湿性の高い油分になるため、シャンプーだけでなく、リンスやコンディショナー、化粧品にも含まれております。
よく、シリコンシャンプーは毛穴を詰まらせると言われたりしますが、しっかりと適切な方法でシャンプーを行うことで、毛穴を詰まらせるほどシリコーンが毛穴に付着することはないそうなので安心してください。
⇒皆が意外と知らない『ハゲにならない為の正しい髪の洗い方』とは?
つまり、シリコンシャンプーを使用する方としては、シリコンが髪の毛をコーティングしてくれるので、
まとまりやすい落ち着いた髪質にしたい
髪の毛が傷んでおりパサついている方
切れ毛や枝毛が気になる方
頭皮が乾燥している方
などの方にはシリコンシャンプーは向いていると思います。
シャンプーの成分表ではシリコーンとは記載しておらず、「ジメチコン」や「シロキサン」「シリカ」などの名称で記載されております。
ノンシリコンシャンプーの特徴とは
ノンシリコンシャンプーの場合、髪の毛がシリコーンでコーティングされないため、まとまりにくい髪の毛になります。シャンプーには洗浄成分が配合されているので、汚れをとった自然な髪の毛の仕上がりとなるでしょう。コーティングがないことでアイロンや紫外線の熱でダメージを受けやすい髪となります。
こうやってみると、ノンシリコンシャンプーのほうが髪の毛にあまり良くないように感じますが、頭皮や頭髪の状況によって使い分けることが一番となります。
薄毛の方の多くは残った髪の毛をできるだけふんわりしたい方が多いと思います。また、頭皮のべとつきが気になる方もおられるでしょう。そういった方がシリコンシャンプーを使用してしまうと、髪の毛がまとまりやいことでふんわり感が作れなくなってしまいます。また、脂っぽい頭皮の方も洗浄成分を抑えたノンシリコンが良いとされております。
つまり、ノンシリコンシャンプーを使用する方としては、
髪の毛や地肌に問題がない方
ふんわりとした髪の毛にしたい方
脂っぽい地肌の方
自然派志向の方
などはノンシリコンシャンプーを使用したほうがよいでしょう。
シリコンは髪の毛や頭皮に害はない
今回調べていく中で、色々なサイトでシリコンは害でノンシリコンが良いと書かれておりますが、調べていくうちにシリコンは別に悪いものではないことが分かってきました。
シャンプーで有名な花王のホームページでも、シリコンの髪の毛に対する悪い影響はないことが多数記載されております。あくまで、頭皮環境や髪質などの状態に合わせてシリコン、ノンシリコンを使い分けることが一番であることがわかりました。そのため、どちらでも間違った使用方法や合わない使用を続けると髪の毛や頭皮には悪影響を与えることもありうるということになります。
今回の調査項目である、ノンシリコンはハゲるorハゲないという噂は、どちらも使用方法を間違えばハゲる可能性はあるが、シリコンだからハゲるやノンシリコンだからハゲないという根拠はないということとなりました。
今後もシャンプーとしてさまざまな成分が使用されることになるでしょう。流行りの情報ばかりに流されず、本質を見抜くことが重要となるでしょう。
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