20代に入り、社会人を経験すると、将来についていろいろと考えることが増えてきますよね。
結婚やお金などは代表的な悩みでもありますが、その中でも「将来ハゲてしまったらどうしよう・・・」って思ったことはありませんか?
ハゲの原因は様々あるのですが、日本男性の1,000万人以上がAGA(男性型脱毛症)を発症しておりハゲの中でも大きな悩みとなっております。
そんなAGAにはハゲ始める場所によっていくつかの種類に分類されております。
コメカミから薄くなるM字、
例えば、こんなんですかね。
頭頂部から薄くなるO字、
そうそう、カッパは典型的な例ですね。
生え際全体が徐々に後退するU字、
などがその一例となります。最終的には、
とAGAは進行していきます。
今回は西遊記のキャラでハゲの種類を一例として挙げましたが、もしかすると天竺のお経にはAGAについて記載してあったのかもしれませんね。
そんなAGAの種類の中で近年注目を集めるのがM字ハゲで、増加傾向にあるようです。
今回はそんなM字ハゲについて原因や対策方法などを紹介していきます。
M字ハゲとは
M字ハゲはコメカミから徐々に薄毛が進行するAGAで、日本人にはどちらかというと少数派で、白人など欧米諸国で多くみられるハゲのひとつです。
少数派といってもAGA自体、日本人に1,000万人以上いると言われておりますので、それなりに多く存在します。また、顔の周りであるため、目立ちやすいこともあり、気にしやすい薄毛の症状でもあります。
両サイドのコメカミから進行していき、前髪や頭頂部の髪の毛は残りやすいこともあり、ハゲのカタチがアルファベットの「M」に似ていることからM字ハゲと呼ばれております。
日本では所ジョージさんなどが筆頭となる髪型でしょう。その他、笑福亭鶴瓶さんや矢沢永吉さんなどもM字ハゲの典型的となるでしょう。海外ではジュード・ロウさんやジャン・レノさん、ジェイソン・ステイサムさんなどが当てはまるのではないでしょうか。
昔の日本では、ヤンチャな学生の髪型のひとつとして、「ソリコミ」がありました。
これです。
みんな綺麗なM・・・というよりは恐怖の高校生活が待ち受けている映像(ビーバップハイスクールは面白いですよ♪)ですが、昔はわざとコメカミをカミソリで剃ってこういった髪形をしておりました。
M字ハゲの原因とは
そもそもどうしてM字ハゲになってしまうのでしょうか?いろいろと原因を探ってみました。
AGA
男性型脱毛症であるAGAは、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けると、髪の毛の成長サイクルが乱されて薄毛が進行していきます。
このDHTは、主要な男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼと呼ばれる酵素とが結びつくことで生成されるのですが、この5αリダクターゼが多く存在する場所はテストステロンがDHTへと変換されてしまうため薄毛が進行してしまいます。
5αリダクターゼはコメカミに多く存在しやすいため、M字ハゲの人はコメカミにDHTが多く生成される環境になっているかもしれません。
遺伝
遺伝でハゲるとよく言われますが、実際に遺伝でハゲやすくなります。AGAの原因はDHTという男性ホルモンの一種が原因となりますが、このDHTの影響を受けやすい体質と受けにくい体質があり、この体質は遺伝によって受け継がれることがあるのです。
主に母方のX染色体が影響すると言われておりますので、母方のおじいちゃんがM字ハゲだった場合、自身がM字ハゲになる確率は非常に高いでしょう。
生活習慣
生活習慣の乱れは髪の毛の乱れの原因となります。栄養バランスの偏った食事は髪の毛に栄養が行き渡らなくなりM字が拡大してしまうかもしれません。欧米に多いM字ですが、近年日本で増加するM字ハゲも欧米化が進んだ食生活が原因なのかもしれません。
⇒ハゲ・薄毛・抜け毛に効果のある食べ物、髪が増える食品ってあるの?
間違ったケア
コメカミなどの生え際は洗顔料が残りやすかったり、洗い過ぎたりと間違ったヘアケアもM字ハゲの原因となります。髪の毛を洗ったあとに洗顔をする場合、生え際の洗顔料に洗い残しとなりやすいです。洗い残しは殺菌の繁殖や毛根詰まりの原因となりますのでしっかりとすすぐことが重要です。
ヘアスタイル
コメカミは毛根の向きが下側に向いていることが多い場所になるのですが、リーゼントなど、毛根の向きと逆方向に向ける髪型は毛根を引っ張ることに繋がり、髪の毛が抜けやすくなってしまいます。M字ハゲは毛根が引っ張られたことが原因で起こったのかもしれません。
このように、M字ハゲの原因としてはありますが、注意しなければいけない人として、
生活習慣が乱れており、母方のおじいちゃんがM字ハゲのリーゼントを行っている人は注意が必要となるでしょう。
M字ハゲ対策とは?
M字ハゲに注意が必要な人にとって、今はまだ髪の毛があっても今後が不安となりますよね。そういった方にはM字ハゲ対策を行うようにしましょう。すでのM字ハゲの方も是非行ってみてください!
規則正しい生活
食生活の乱れなどがM字ハゲになりやすい可能性もありますが、その他、睡眠時間の乱れや寝不足も髪の毛には悪影響となります。生活習慣が乱れると自律神経に悪影響を及ぼし髪の毛だけでなく体調にもよくありません。
身体の発達や維持をには成長ホルモンの分泌が重要となります。もちろん髪の毛の成長にも欠かせないホルモンとなります。成長ホルモンは就寝時や運動時などに多く分泌されます。また、睡眠時は22時~2時の間がゴールデンタイムと呼ばれ、分泌が多い時間帯となります。この時間帯にしっかりと睡眠を行い髪の毛に成長を促進させM字ハゲの改善を行いましょう。
AGA治療薬
やはり一番の決め手はAGA治療薬の使用になるでしょう。AGA治療薬はM字ハゲの原因となるDHTの生成に必要な5αリダクターゼを阻害する働きがあるので、DHTの生成を抑制させAGAの進行を食い止めることが可能です。DHTの生成の抑制とは別に、血管を拡張させ毛包に直接作用する治療薬もあります。
M字ハゲの場合、前頭部側となるため、外用薬タイプよりも内服薬タイプがよいでしょう。人気となるものでは、フィナステリドを主成分にしたプロペシアやプロペシアジェネリックなどが良いと思います。リアップなどミノキシジル外用薬と併用することも可能です。
⇒有名なAGA治療薬プロペシア(propecia)というお薬の詳細
遺伝子検査
遺伝がM字ハゲと関連していることは、上記にも記載しましたが、遺伝が原因かどうかを判断する方法として遺伝子検査があります。
専門のクリニック等で行うことが可能で、粘膜を採取することで判断することが可能で、1ヶ月もあれば結果がわかります。
遺伝の影響が確定された場合、AGAとも診断されます。つまり、AGA治療薬が有効に作用する可能性が高くもなるので、遺伝の影響でとがっかりとせずに、逆にAGA治療薬が有効にはたらくということとなるので前向きに治療を行うことが可能となるでしょう。
M字ハゲとAGAの関連性と治療方法
もし、M字ハゲの原因がAGAだった場合、そのM字ハゲは衰えを知らず、徐々に進行していくことになるでしょう。AGAは進行する症状ですので、できるだけ早くAGA治療薬を使用したり生活習慣の乱れを改善し、M字対策を行うことが重要です。
また、短期間に髪の毛は増えません。「Never give up」の精神でM字ハゲに負けずに治療を行っていきましょう!
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