カツラの種類は何種類?かつらの種類を用途別、金額別にまとめてみた

あなたのハゲの症状がAGAとわかった場合、AGA治療薬を使用することと併用して「かつら」を使い始めるという方もいるのではないでしょうか?

かつらを使用することで今までと変わらない髪型を手早く演出することが可能となるため、周囲に髪の毛が少なくなってきたことを気づかれにくくなります。

現在のカツラの精度は非常に高く、一見かつらとはわかりにくい構造になっております。一昔前みたいに風で飛ばされたなんてことはほとんどありません。

そこで今回は、かつらの種類を用途別、金額別にまとめていきたいと思います。

かつらの用途別種類

カツラは薄毛の進行度合いによってどのくらいの毛量のかつらを選ぶかなど変わっていきます。また、生活環境によっても選ぶ基準は変わってくることになるでしょう。

全てを覆う全かつら

頭全体を覆うことができるのが全かつらです。装着は簡単で、帽子をかぶる感覚で装着することができます。薄毛の進行度合いが進んでいる方や、抗がん剤治療による抜け毛や円形脱毛症の脱毛箇所が広範囲の方が医療用として使用することもあります。

カツラを固定する場合、自毛がある場合は編み込んで固定することも可能です。自毛がない場合はテープで固定したり、一度頭にネットをかぶり、ピンで固定するなどの方法で固定します。

就寝時には外して使用し、1週間に1回は洗いメンテナンスを行いましょう。

自毛と合体!部分かつら

頭頂部や生え際など、薄毛が進行している箇所だけを部分的に隠す部分カツラは、現在一番多く利用されているかつらといえるでしょう。

自毛とカツラとの境目を無くすために自分の髪の毛の色と同じ色のかつらにすることがポイントとなるでしょう。髪の毛が少ない部分にはテープで、それ以外はピンで留めて固定するものが多いです。特に生え際などはピンで固定してしまうと厚みが出てしまうので、残っている髪の毛を剃ってテープで固定することで違和感なく装着することが可能です。

基本、就寝時には外して使用し、1週間に1回はメンテナンスとして洗うことを行います。

本物そっくり人工頭皮

カツラを作る上で重要となってくるのが、かつらとは見分けが付かないようにすること。カツラとは見分けがつかないようにするポイントとしては生え際が浮くことやツムジや分け目が自然に仕上がるかなどとなるでしょう。

それを可能にするのが人工頭皮となります。素材によって通気性や厚みが異なるので、目的に応じて選ぶことがよいでしょう。

あなたに合わせたオーダーかつら

全かつらでも部分かつらでも既製品からフルオーダーまで時間と予算等で選ぶことが可能です。既製品をベースにヘアセットやサイズ調整を行うセミオーダーまでであれば即日対応してくれることもあります。

あなたの頭の型をとり、毛質や髪型などを自由に選ぶことができるフルオーダーの場合では1ヶ月~2ヶ月後の納期が一般的となります。全かつらや薄毛の進行がストップしている方などであれば、フルオーダーしても問題はないでしょうが、薄毛が進行中の方で部分かつらの場合、フルオーダーして届いた時にはさらに薄毛が進行していて頭皮が隠れなかったなどとならないように注意しましょう。

脱着不要の最新かつら

最新のかつらでは、脱着せずにシャンプーやスポーツができるタイプのかつらも増えてきました。それぞれのメーカーで特許を取っている方法が多く、各メーカーで使用も異なります。

編み込み式のタイプでは、自毛とかつらを糸で結びつけることでズレを無くしつつ違和感なく固定することが可能です。シャンプーをすることも可能です。メンテナンスは月に1回程度で自毛が伸びたことによる固定箇所の確認程度となります。

地肌と遜色がつかないほどの超極薄の人工頭皮を頭皮と密着させることで肉眼ではかつらとの区別がつきにくい髪型を作ることができる方法もあります。

自毛を活かして増毛する

自毛1本1本に人工毛を結びつけて増毛する方法もあります。この方法での場合、少しずつ増毛することが可能ですので、周囲に気づかれずに増毛することが可能です。

ただし、自毛が薄い場合、増毛することが難しくなるため、人工頭皮に接着した方法や編み込み式と合わせてすることとなります。従来の増毛では、自毛が伸びた場合、増毛した毛も切らないといけなかったのですが、最新の増毛では結び目を下げることが可能となったので、伸びた自毛だけ切ることも可能となります。

かつらの種類別による金額の目安

やはり、かつらを着用するかどうかで一番悩むことはかつらの金額ではないでしょうか。昔からかつらには何百万とかかるなどと噂されておりますが、現在のかつらの金額事情はどうなっているのでしょうか。

基本、かつらの値段は使用する髪の毛の量や面積が大きくなるほど価格は高くなります。また、こだわりを持ったあなただけのオーダーメードのかつらにすることも価格が高くなることになります。

全かつらの場合でおよそ15万円~20万円が相場となってくるでしょう。部分かつらで5万円~15万円ほどとなります。フルオーダーにするなどした場合、+3万円前後くらいが上乗せされます。

しかし、かつらは1つ買って終わりではありません。かつらを維持するためにはメンテナンスが必要ですし、1個だけのかつらでは痛みが激しくなりカツラの寿命が短くなります。

そのため、かつらを2個以上買うことが多くなります。通常のかつらの場合、2年~3年が寿命と言われますが、ほとんどが寿命前である1年前後で使えなくなってしまうので、年間3枚ほどは必要となってしまいます。年間3枚と考えると、高くて60万円が年間で必要となります。

定額制を使用する

近年、大手メーカーで多くなってきた価格体系は、定額制の導入です。メンテナンス費等を定額にすることで、安心してかつらを装着することが可能となります。また、定額制の場合、医療用カツラなど一時的に使用する場合には期間が指定できるため、余計な出費が少なくてすむメリットもあります。

とはいってもかつら、メンテナンス費合計で年間50万円ほどは最低でも掛かってしまうこともあるので決して安い買い物ではないでしょう。

薄毛と金額を隠すかつら業界

カツラにどれだけお金を掛けるかは本人の気持ち次第のところがあります。また、その気持ちを利用して、高い金額を請求するところもまだまだ多いようです。

また、今回金額やかつらの種類を調べていく中で、大手の中でもホームページではカツラの価格が確認できないところも多かったです。

この情報化社会とは相反しており、カツラで薄毛を隠すだけでなく、まだまだ金額も隠している閉鎖的な業界と感じました。

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