日本の成人男性のうち約1,200万人がAGA(男性型脱毛症)と言われており、成人男性の4分の1がハゲているといわれております。
麻雀をしたら1人がハゲということになりますが、ポンやチー、ロンなどとの掛け声と間違えて「ハゲ!」なんて言ってしまわないように注意しましょう。
言ってしまったらハクって言ったなどと上手く誤魔化しましょうね。
さて、頭がハゲることについては色々な記事で取り上げておりますが、髪の毛が薄毛やハゲになっている人の場合、ハゲるのは髪の毛だけなのでしょうか?
もしかして、他の体毛、特にアンダーヘア(陰毛)などはハゲないのでしょうか?
そこで今回は、ハゲや薄毛の人はアンダーヘアもハゲる!?かどうか調べてみました。
髪の毛・腋毛・陰毛など体毛には種類があります
人には髪の毛やワキ毛、アンダーヘア、すね毛など身体の全身に体毛が生えております。全身が毛で覆われている動物に比べれば、太くて濃い毛が生えている場所はだいたい決められており、その箇所以外は薄い産毛となっております。
そんな人間の体毛ですが、体毛にも種類があるのをご存じですか?
アンダーヘア(陰毛)などは「性毛」
アンダーヘアっていつ頃生えてきました?
だいたい中学生くらいに陰毛やワキ毛、ヒゲなどが生えてくることが多いと思いますが、この第二次性徴期に生えてくる毛が性毛と呼ばれます。
性毛はホルモンの影響を受けることで生えてくるため、ホルモンの分泌が活発となる10代に生え始めます。
男性は女性よりも男性ホルモンの分泌が多いため、女性にはない髭や胸毛、背毛などが濃く生えるため、そういった男性特有の毛は「男性毛」と呼ばれます。一方、男性も女性も生えている陰毛やワキ毛などは「両性毛」と呼ばれます。
性毛が生えている箇所にはアポクリン腺があり、体臭を発生させます。第二次性徴期を終える頃には男性・女性ともに子供をつくることができる身体に変わっております。アポクリン腺からの体臭も相手を引き寄せるためのフェロモンの名残と言われているので、異性に子供をつくる準備ができたことを伝える役目をしていたのでしょうね。
生まれたときからある毛は「無性毛」でハゲることはない?
10代の半ばころに生え始める陰毛やワキ毛などは性ホルモンの影響を受ける「性毛」に対し、生まれたときから生えている髪の毛を「無性毛」と呼びます。
性毛以外の毛と言われればわかりやすいと思いますが、まつ毛や眉毛など、頭部を中心に生えている毛や全身に生えている産毛などの柔らかい体毛などとなります。性ホルモンの影響を受けにくいため、生まれた時から亡くなるまでそれほど大きな違いはありません。
その他の特徴として、毛の流れが一定方向に流れており、直毛でしなやかな毛となります。
ハゲる薄毛の原因は性毛だから?髪の毛は無性毛じゃないの?
生まれて来た時にすでに生えている毛は無性毛であることがほとんどですが、一部の毛は性毛といえるものもあります。それが髪の毛です。
誰もがご存じのとおり、髪の毛は他の体毛と違い、ハゲることが珍しくない場所です。特に男性の場合、女性よりも髪の毛がハゲやすいでしょう。
特に髪の毛が生えている頭頂部や前頭部の生え際はハゲやすく、AGAと呼ばれる男性型脱毛症の場合、その前頭部の生え際か頭頂部からハゲていきます。
つまり、髪の毛全体としては無性毛ではあるのですが、一部、頭頂部や前頭部の生え際の髪の毛は性毛であるのです。
これは、他の部位でも起こっており、腕や脚の毛でも言えます。第二次性徴期の前から腕や脚に体毛が生えていると思いますが、産毛のような感じで柔らかい毛です。しかし、第二次性徴期を迎えることで太い毛が生えてきて濃くなります。この濃くなった体毛は性毛であるといえるでしょう。
性徴期で髪質が変わり、小学生の頃まではサラサラヘアだったのに、思春期を迎えてクセっ毛や太い毛に変わった場合はもしかすると性毛としての影響を受けたのかもしれませんね。
ホルモンの影響を受ける性毛は加齢によってハゲる・・・
人間の生えている体毛は性毛と無性毛の2種類に別れており、性毛は体内の性ホルモンの分泌の影響をとても受けやすい体毛であります。そのため、性ホルモンの分泌が一番盛んに行われる第二次性徴期を迎えると生え始めたり体毛が濃くなったり始め、10代後半~20代前半までが一番体毛の変化を受けることになります。
性ホルモンはその後、加齢に伴い、徐々に分泌量が減っていくことになるのですが、
性ホルモンの影響を受ける性毛は、分泌量が低下することで生えてくる量や濃さも減少していきます。そのため、加齢が進み高齢化すると全身の体毛が薄くなっていきます。
もちろんアンダーヘアも・・・
特に女性は加齢に伴う性ホルモンの減少が著しく、それによって更年期障害などの影響を男性よりも受けやすいです。そのため、アンダーヘアが薄毛へと変わっていくことが多いのが女性です。ほとんどの女性はワキ毛を剃ることを行いますが、その剃る回数も減っていき、処理をあまりしないアンダーヘアも徐々に薄くなっていきます。
そのため、男性は頭がハゲていき、女性はアンダーヘアがハゲていくなどとも言われたりします。
20代や30代でアンダーヘアが薄毛へとなってしまった場合は医師の診断を仰いだほうがいいかもしれません。性ホルモンの急激な減少やその他の病気が原因かもしれません。
ツルツルの頭はアンダーヘア(陰毛)もツルツルかも!?
性ホルモンの減少によって陰毛も薄くなっていきますが、もちろん男性でも起こります。
性ホルモンの影響を受けることで薄毛が進行する症状にAGA(男性型脱毛症)がありますが、AGAの場合は男性ホルモンの変異によって起こるので性ホルモンの減少による薄毛とは少し症状が異なります。
性毛である頭頂部や前頭部の生え際に影響があるAGAは波平さんカットやバーコード頭などが最終形態といえます。それ以上ハゲてツルツルになった場合は老人性脱毛症の影響を受けていることもあり、加齢に伴う毛根の活動休止による全身の体毛が薄毛へと変わった可能性もあります。
60代以降でツルツルの頭の方は陰毛も薄毛となりツルツルかもしれません。
今度、銭湯などに行ったとき、ツルツルのおじいちゃんを見つけたら見てみてください。きっと全身の体毛が薄くなっているはずです。だからといってあまりマジマジみてしまうと、周囲からは違う目線であなたのことを見るかもしれませんので気を付けてくださいね。
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