いやぁ~今日も汗かいたなぁ~お風呂でさっぱりと洗い流すか♫
一日の疲れと汚れをお風呂で落とすのって気持ちいいですよね。
特に暑い夏の場合、トニックシャンプーなんかは風呂上りにスースーして気持ちがいいものです。
過去に2回ほどシャンプーについての記事がメンジムにはありますが、
⇒正しい髪の洗い方についてはこちら
⇒ノンシリコンシャンプーについてはこちら
今回は第3弾として湯シャンについて紹介したいと思います。
湯シャンと言われて聞きなれない方もいると思いますが、シャンプーなどを使わずにお湯のみで洗髪を行う方法で、ハゲない洗髪の方法として以前より取り上げられた方法であります。
「シャンプー使わないで衛生的に問題ないの?逆に髪の毛に悪くてハゲそうだ!」
と思いがちですが、そんな疑問や思い込みを打ち消すことになるかもしれないことを記事にしていきたいと思います。
湯シャンを行う目的とは!?
なぜシャンプーを使わずにお湯のみで洗髪を行うかといったら、シャンプーを使うことで頭皮に悪影響を与える可能性があるので湯シャンを行う事が目的となります。
皮脂の取り過ぎを防ぐ
シャンプーには界面活性剤と呼ばれる洗浄成分が配合されております。界面活性剤の洗浄力を使用することで、髪の毛の汚れを落とすだけでなく、頭皮に溜まった皮脂を取り除くことができます。
皮脂が溜まりすぎることで毛穴を塞いだり髪の毛が油っぽくなりベトベトしてしまい抜け毛の原因となりますが、適度に残る皮脂は外部からの刺激を守ることにもなります。
しかし、洗浄力が強いシャンプーの場合、皮脂を摂り過ぎてしまうことになり頭皮が乾燥してしまい肌荒れを起こし逆に抜け毛が増えてしまうことにもなります。また、頭皮の乾燥を防ごうと過剰に皮脂を分泌してしまうきっかけにもなってしまいます。
シャンプーの歴史は100年ほど
日本で現在のようなシャンプーが流通されるようになったのは、大正時代~昭和初期頃でおよそ100年ほど前となります。当時は粉せっけんや固形せっけんが一般的で、界面活性剤の成分へと変化していったのは1950年頃となります。
また、それまでの江戸時代などでは洗髪は日課としてなっておらず、月に一度程度ほどでした。
ハゲないための正しい湯シャンを続けていくには
湯シャンを行うことで一番重要なことは「継続性」だと思います。
正直、1週間ほど湯シャンを行っても本来の効果を求めることは難しいでしょう。今まで何年間もほぼ同じ方法でシャンプーをしてきたと思います。それを1週間で劇的な変化を発揮するほど体は直ぐに対応はできません。まずはじっくりと行うようにしていきましょう。
まず、頭皮や髪の毛の汚れを浮かすために、しっかりと髪を梳いてから湯シャンを行いましょう。梳かす櫛も天然毛を使用してなどの情報もありますが、あまり意識すると継続性が損なわれるかもしれないので、特に気にせず普段使用している櫛を使用してみましょう。
髪の毛が短い人であれば特に使用しなくてもよいかもしれません。そういった方は軽く手で頭をなでるようにしてもよいかもしれません。
その後、シャワーで髪の毛を洗っていきます。櫛で髪を梳くことで、シャワーで洗い流すときも髪の毛が指に絡まりにくくなり洗いやすくなるでしょう。
頭皮は入念にマッサージしながらほぐし、少しぬるま湯で洗っていきましょう。
最初の1ヶ月は髪の毛や頭皮に違和感を感じる
今まで毎日シャンプーをしてきたあなたの頭は皮脂を過剰に分泌する体質になっていることでしょう。そのため、最初の1ヶ月は髪の毛が油で重く感じることでしょう。
特に最初の1週間は洗い方もコツをつかんでいないまだまだの状態ですのでより強く感じるかもしれません。また、ニオイが発生しているのではないかと不安にもなりストレスを感じることもあります。気になる方は家族や友人などに湯シャンを行っている経緯を伝えニオイや見た目の確認などをすることもよいと思います。
それでも気になる方は、毛先などはシャンプーを使用するなどして対応してきましょう。また、整髪料を使用する方は湯シャンだけでは落ち切らないことが多いので、できるだけシャンプーを使用するか、裏ワザとしてコンディショナーで整髪料を洗い落とすことを行ったほうがよいでしょう。
2週間くらい経過することで湯シャンを行うことにも慣れてくるでしょう。そして、頭皮から出る皮脂の量も徐々に落ち着き始めるので、1ヶ月ほどすると、苦にならなくなるでしょう。皮脂が落ち着くということは油臭さなども軽減するということですので、気になるニオイもあなたの体臭として気にならないようになじんでいきます。
湯シャンを行った結果・・・
湯シャンを行うことで、最初の1ヶ月は頭や気持ちがなじむまでが違和感を感じることが多いと思います。
しかし、湯シャン自体は頭に影響を与える薬品等を使用しているわけではないですし、お金を掛けてやるものでもありませんので、もし自分に合わなかったら直ぐに止めることはできるので、興味がある方は気兼ねなくやってみてください。
お湯だけで洗い流すことになりますので、最初はシャンプーによって落し過ぎてた皮脂も、必要な皮脂のみの分泌となっていきます。それにより、頭皮の乾燥による痒みが軽減することとなります。特に脂漏性皮膚炎などを患っている方で、頭皮の乾燥が気になる方などが率先して行っているように見受けられます。
ハゲに悩んでいる方も本来持つ頭皮環境に戻すことにも繋がりますので、抜毛の予防にもつながるのではないでしょうか。
湯シャン派vsシャンプー派はアメリカでも大論争
この湯シャンですが、ここ5年ほどの間に広まりをみせておりますが、湯シャン派とシャンプー派の対立はアメリカでも起きております。
賛成意見では上記に記述した内容となりますが、反対意見としては、
「真菌や細菌への感染リスク」
「頭皮の汚れを十分に落とせない」
などが上がっております。
確かに、汚れを十分に落とせない可能性はありますね。体毛の少ない洗いやすい身体ですら石鹸を使用して洗うのですから、髪の毛の生えた状態の頭皮をお湯だけで汚れを落せるかは難しいかもしれません。
真菌や細菌のリスクも考えられます。前述に脂漏性皮膚炎も取り上げましたが、脂漏性皮膚炎の原因のひとつとして真菌なども関係しております。そのため、脂漏性皮膚炎の原因によっては湯シャンでは逆の効果となってしまうことも考えらえます。
そういえば、アタマジラミなどは現在でも子供などで感染がありますが、髪の毛を綺麗に洗えない時代には爆発的に感染したようですし、湯シャンだけではもしかしてシラミがわく可能性も否定できません。
ん~どちらの意見も正しいように感じますね。
ただ、個人的な意見として、ハゲの悩んでいる方などは現状のままでは変わることはないので、一度試してみることがよいのではないでしょうか?
コメントを残す