頭皮の血行促進。
そうだ!育毛トニックしよう!
お風呂上りの育毛トニックはとても気持ちいいですよね。
これでハゲ散らかしている俺の髪の毛もふさふさに・・・
育毛トニックといえば、頭皮の血行を促進させたり、栄養を与えることで、抜毛や薄毛に効果があるものだと思いますよね。
しかし、使い方を間違ってしまうと逆効果になるって知ってました?
今回は育毛トニックの間違った使用方法、使い方を間違えると逆効果になってしまうことについて調査してみました。
育毛トニックの効果と使用方法
育毛トニックといえば、安いものであれば500円ほどから購入でき、どんなに高くても育毛剤よりも安いというイメージを持つため、育毛剤の変わりに薄毛対策として使用する方も多いと思います。
しかし、育毛剤と育毛トニックの値段の違いは、薄毛に対する効果の違いでもあるので、薄毛がある程度進行している方の場合は育毛トニックの効果を得られず逆効果になってしまうことにもなります。
また、まだ薄毛が気になり始めた薄毛レベルが低い方でも全ての人が育毛トニックに効果を発揮するわけでもなく、逆効果となってしまうこともあります。
育毛トニックのメイン効果は爽快感
育毛トニックのメイン効果は爽快感です。爽快感を頭皮に感じることで、育毛トニックを行った感触や満足度は高くなります。また、血行促進をしていると感じてしまうことでしょう。
この爽快感を味わうために、エタノールを配合しているのですが、基本的には育毛効果はありません。同様に爽快感を感じるメントールの場合は血管拡張効果はあるのですが、どちらかといえば、爽快感を目的に使用しております。
エタノールとしての効果は清涼感のほか、殺菌作用や皮脂のベタツキを抑制させる、品質を保つなどがあります。
育毛トニックの成分のほとんどがこのエタノール、そして水が占めており、育毛成分はわずかしか入っておりません。そのため育毛剤よりも価格が安いことになります。
育毛トニックでも価格が高くなれば、育毛に効果のある成分が増えていくことで薄毛効果を発揮することになるでしょう。しかし、育毛トニックのメインは爽快感であり、その爽快感は薄毛の効果を上げることが目的というよりも、消費者がその製品を使った満足度を上げることが目的となっているのでそこは忘れないようにしておきましょう。
育毛トニックが逆効果となる使い方とは?
育毛剤トニックには爽快感を感じさせるためにエタノールが使用されております。しかし、エタノールには育毛効果はないばかりか逆効果になってしまう場合もあるのです。
エタノールの爽快感の理由は揮発性にあります。
注射を打つときに使用されるアルコール消毒などは、水とは違いスーッとした後に直ぐに蒸発していきます。この直ぐに蒸発する性質を揮発性と呼ぶのですが、このとき、肌の水分と熱を奪うことでスーッとした使用感が得られます。これは、育毛トニックも同様で頭皮の水分と熱を奪うことになってしまうのです。
育毛トニックの逆効果の使い方【敏感頭皮や乾燥頭皮の方】
このエタノールの揮発性ですが、頭皮の水分や熱を奪って起こることになりますが、この揮発性効果によって殺菌効果やさらなる汚れを取る効果がありますが、敏感頭皮の方や乾燥頭皮の方の頭皮からさらに水分を奪うと考えるとどうでしょうか?
育毛トニックで頭皮環境を整えようとしたのに、さらに乾燥頭皮が進行してしまい逆効果となる可能性も否定できません。
また、アルコールにアレルギーがある方などは注射前のアルコール消毒で皮膚が真っ赤になる方もおられます。お酒が弱い方などもそうですね。そういった敏感肌の方がエタノールが含まれた育毛トニックを使用したらどうなるでしょうか?
敏感頭皮や乾燥頭皮の方は育毛トニックで逆効果となり薄毛がより進行してしまうかもしれません。
育毛トニックの逆効果の使い方【洗浄成分が強いシャンプー】
育毛トニックを使用するタイミングといえばシャンプーなど洗髪した後に使用することが殆どだと思いますが、先に述べたように、育毛トニックも消毒作用があります。
頭皮から皮脂や汗が分泌されることで髪がベトついたり、汚れが付着したりしやすくなるため、洗髪を行います。しかし、皮脂や汗は悪い行為ばかりではなく、常在菌を守ったり、頭皮を乾燥するのを防いだりとバリア機能も発揮するため、落し過ぎはよくありません。
つまり、洗髪して綺麗になった頭皮をさらに綺麗にする行為となるため、頭皮のバリア機能が失われてしまう可能性があるのです。
育毛トニックの使用のほとんどが男性向きに使用しているのは、皮脂の分泌が女性よりも多いため、通常のシャンプー後であれば育毛トニックを使用してもそれほど問題にならないでしょう。
ただ、先に述べた乾燥頭皮の方や洗浄成分が強いシャンプーを使用している方などは、育毛トニックの使用で皮脂のバリア機能が失われてしまう可能性があるため逆効果となってしまいます。
また、育毛トニックの使用を開始したことで乾燥頭皮になってしまう可能性もありますので、育毛トニックの使用方法としてシャンプーとの相性も確認しておくようにしましょう。
育毛トニックの正しい使用方法とは?使い方を学ぼう!
ここまで書いた内容をまとめてみると、
:育毛トニックの目的は使用感を得られる爽快感
:育毛効果の成分はごくわずか
:エタノール配合で乾燥肌や敏感肌の方は逆効果になるかも
:洗浄成分が強いシャンプーは要注意
など、育毛トニックを使用することの効果や逆効果となる使い方でした。
これだけ書くと育毛トニックがあまり良くないものと思われがちですが、正しい使用方法を行うことで、育毛トニックの効果を十分に発揮することができます。
ここからは、育毛トニックの正しい使用方法や対象人物について紹介したいと思います。
育毛トニックの使用方法【薄毛レベルが低い方】
育毛トニックを使用する方のメインターゲットは、薄毛レベルの低いこれから薄毛対策をしていく人たちとなります。
育毛トニックに含まれる育毛効果のある成分はごくわずかです。
毎日パン1個だけ食べて太ろうと思っても太れないように、育毛トニックに薄毛が進行した方の頭皮に再び髪の毛を生やすための栄養を送り届けることはできないのです。
薄毛レベルが低い方がいきなり高級な育毛剤を使用するには抵抗があることでしょう。そのため、価格的に抑え、爽快感を与えることで使用の継続性をもたせた育毛トニックが薄毛レベルの低い入門品となるのです。
育毛トニックの使用方法【刺激の少ないシャンプー】
育毛トニックと合わせて使用したいものとして、洗浄成分がそれほど強くない刺激の少ないシャンプーを選びましょう。洗浄成分が強いと育毛トニックを使用するときに皮脂などのバリア機能を全て剥がしてしまうかもしれません。
皮脂の分泌が多い方であれば問題ないですが、できるだけアミン酸系などのシャンプーに替えるようにしましょう。
各育毛トニック販売メーカーが併用して専用シャンプーを発売していることでもおわかりになるのではないでしょうか。
育毛トニックの使用方法【しっかりと頭皮マッサージ】
育毛トニックを使用する一番よいタイミングは洗髪後になります。
頭皮の刺激になるのなら、洗髪後は止めた方が?と思いますが、そもそもシャンプーのような洗浄効果は育毛トニックにはありませんので、できるだけ清潔な頭皮状態で使用することがよいことになります。
しかし、それだけでは育毛トニックの成分を頭皮に浸透することができません。そのため、しっかりとマッサージすることが必要になります。
タオルドライした濡れた髪に適量をスプレーします。目的の箇所にスプレーしたら軽くマッサージ、スプレーしたらマッサージを繰り返します。
スプレーが終わったら再び頭皮全体をマッサージします。
最後に濡れた髪をドライヤーで乾かして終わりになります。
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